20.言

2007年2月27日
それから暫く図書館引き篭もりが続いた
受付のお姉さんが心底哀れな顔をして来た。心読むんじゃねぇ!
引き篭もり生活を続けることによって水晶玉サイズの炎が出せるようになった。
【炎魔法:C】を習得できたわけだ。
(お祝いに受付のお姉さんが『中級者-上級者との圧倒的な差-』という本をプレゼントしてくれた。
 きっと他意はないんだろう……うん。)

ついでに【ゼロ:B】の効果もわかった。
魔法力の強さを測る水晶を使おうと思い、両手で掴みあげてみたらただのくすんだ玉になった。
(受付のお姉さんには「壊しましたね!!」としつこく怒られた)
片手では普通に発動したのでどうやら『両手で掴むと魔力を無効化する』能力みたいだ。
 
 
引き篭もり後はヤミハルの言葉を大切にして体術の修行もしている。
主に『王の間までレース』でだ。記録は城の門を突破するまで伸びた。
ヤミハル、クサモチは基本的に留守がちだった。まぁ会っても暫く戦いたくないが。
 
クサモチとはそれなりに仲良くなったつもりだ。
(あのークサモチさん。魔法教えてもらいたいんですが。あのー……
 おいてめぇこの腐り餅が!さっさとおしえろうわああごめんごめんごめんなさい!!)
ヤミハルは兜を取ろうとしただけでドラゴンに俺の頭を毟り取らせようとしたので仲良くなる気は毛頭無い。
 
 
まぁ、そんな、単純だけど、楽しい日々が続いていたわけだ。
 
あの時までは。

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