―――
「試験の結果を報告します。」

ドキドキ。果たして俺はどの魔法に適しているのか
やっぱり炎かな?いやいや雷ってのもいいんじゃないか?いや、ここは意外性で水ってのも……
 
 
素質ないです。
 
 
 
 
 
「え?」
 
「素質なしです。」
「なし、って……」
「はい。まったくのなしです。素質の欠片もありません。0です。0。」
 
 
―――
 
カイド国 エターナ

カイドの土地はちゃんと歩きたかったのでプロから一番近い場所にある街『エターナ』で馬車を降りた。
寒い。寒いぜ。防寒具を買うなんて考えもしなかった……
 
 
カイドの街には大小は様々だが魔法訓練所というのがあるらしい。
名前のとおり魔法の訓練もできるし、自分にあった魔法を検査することができる。
小さな街であるエターナにも例外なく訓練所を見つけることが出来た。
むしろエターナは港と訓練所以外には何もないといっても言いぐらいの規模の街だったが……
 
 
 
検査はペーパーテストから血液検査やらなんか変な液体のまされたりいろんなコトをさせられた。
うーん!魔法使いってみんなこんな風にしてたのかな!!
 
 
―――

カイドに向かっていたと思ったら衆についていた以上の衝撃の事実

魔法スキルの  素質    0

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