「えーと えー ヘロ様へ と
―俺に暴行を加えてくれた女へ
「俺はこの戦争で自覚しました。俺はただの役立たずです。本当は何の力ももってない初心者なんです。」
―ちんけな戦争だった。俺の超魔法を発揮させる必要もないくらいな。
「俺はこれからカイドに行って魔法を習うつもりです。今はただの役立たずでも、いつか誰かを守れる存在になれたらいいなと思う。」
―カイドには俺の超魔法の訓練を待っている奴らがたくさんいるから行かなくちゃならない。ついでに超魔法の開発もあるしな。
「いつかまた会えたらな、と思っています。結構好みのタイプでした。」
―お前みたいな女にはもう2度と会いたくない。せいぜい筋肉でも鍛えてるんだな。
「それじゃあ最後に、死なないで下さい。」
―最後に、……死ぬな。
  
「ウルトンより っと、んー なかなかの名文。流石俺。」
 
 
 
今はカイド行きの馬車に乗っている。

シムシ国との戦闘での治療を簡単にすませ、その足でプロ行きの馬車に乗った。
スンラとは別れの挨拶ができたが
―スンラは左手の薬指を失っていた。お前なんでそんなピンポイントで無くすんだよ。最低なスンラだ。―
ヘロとは会う事が出来なかったのでプロで便箋と手紙を買い、
すぐに手紙を書いてヘロの元に送ってもらった。さすがプロの街。どんな職業の奴でもいる。
  
目的はプロの街の観光じゃないのですぐにカイド行きの馬車を探して乗った。

ついにカイドだ。
ひどい遠回りだったと思う。でも得たものもでかいと思う。
あの戦争のようなことはなかなか味わえない。味わいたくも無い。

ごちゃごちゃ考えているうちにカイド国に到着。

祝!俺の感動の第2歩目!

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