7.酒場

2007年2月19日
―アルル大渓谷―
咆哮と悲鳴、何かが砕ける音、血が吹き出る音、昇天の音

おかしいな 俺 どうしてこんなところにいるんだろ……



―前日 酒場にて―
「なんで俺がシムシと衆の小競り合いに参加しないといけないんだ!?」

「それくらいのこと、お礼としてしてもいいだろ?」
 

それくらいのこと とヘロはさらっと言った。死ぬかもしれないのに。

「衆の中には召喚士もいるけど、基本的にはみんな接近戦向けだからね。
 ようするにバックアップが少ないんだ。
 頼むよ、こっちも犠牲者を増やしたくない。
 酒奢るからさ、な?」

俺の命は酒一杯の値しかないらしい。
冗談じゃない。恥なんかどうでもいい。断る。

「わかった。任せとけ。」

――――――

正直 怖い 【体術:C】しかない俺に一体何がやれるというのか。

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