4.パーティ
2007年2月19日結局俺がゲーム内で初めて会話を交わした男、衆の警備兵の家に暫く厄介になる事になった。
名前はスンラと言うらしい。スキンヘッドゴリラの略だ。これは確信をもって間違いないといえる。
スンラには色々教えてもらった。
『スキル:確認』や『ネーム:確認』などなど。
(あれ?じゃあなんでこいつ最初俺の名前聞いたんだ?と思ったが奴にとってはそれが礼儀らしい。)
試しにスキル:確認 をやってみた。【体術:C】だけだった。
なんか魔法使いっぽくないな……
「さっさとカイドに行きたいんですけどどうしたらいいでしょうかね?」
「そうだな、ルートは二つある。お前が今きた道をまた辿るのと
東へ向かって 東はEだぞ。 シムシを経由するルートだな。
ただ後者はアルル大渓谷が傍にある。やめといたほうがいいな。」
「なんかあるんですか?」
「シムシとの国境だからな。血の気の多い奴らだらけなのさ。
ちょくちょく小競り合いも起きている。お前のような初心者が行ったら死ぬだけだ。
ま、距離的にも来た道を戻ったほうが早い。
今度は迷わないようちゃんとプロの街とビギナの街を経由していくんだな。」
「ははは(うるせーこのスンラが!)」
「ここビストからもプロ行きの馬車がでてるからそれに乗っていけ。
一時的なパーティを組んでみるのもいいだろう。
そうだ 餞別だ、これをやろう。」
あんぱんだった。
なんだてめーアンパンマンのつもりか?
僕の顔を食べなよってか?スキンヘッドだからってなめてんじゃねえぞこのハゲ!
「ありがとうございます。じゃ、もういきますね。」
一応お礼は言っておく。スキンヘッドゴリラにはおせっかいとはいえ世話になってしまったしな。
成り行きとはいえせっかく集落にいるんだから、プロに出発する前に色々仕入れておくべきだと思うので
市場らしきところへ向かった。
やっとむさくるしいテントから出ることが出来たことだし気晴らしも必要だろう。
スンラ臭が身体に染み付いてねえよな……あ、あんぱんおいしい。
「いてっ!おいちょっと!」
市場にたどり着く前にハプニングが起きた。
あんぱんに集中しすぎて前をよく見て無かったせいかどうやら人にぶつかってしまったようだ。
やばい怖いな、この集落の褐色裸人達めっちゃマッチョで怖いんだよ。
と思っていたのだが顔を上げてみると予想外に美形だった。というか……
「あんたどこ見て歩いてんだ!それに人にぶつかっておいて一言も謝らないのか!」
ラッキー!女じゃん!これならいちゃもんつけられても怖くない!
髪を後ろで縛っている。肌はやっぱり褐色。うん 結構好みのタイプだ。
なんか腕とか足とかすっげえ筋肉ついてるようにみえるけど気のせいだよな。
「おい!!なんとか言え!」
それにしてもこの女むかつく。
「チッ、肉体だけの衆の野蛮人がうるせーな」
あ やべ 口にだしっちゃった。
周りの褐色コゲパンどもの目が光った気がする。 あれ マジ怖い……
女は明らかに気分を害したようだ。
「なんだと!?」
「はっ、あれだろお前ら?アルル峡谷でシムシと小競り合い起こしてるんだって?
情けねえなあ!機械ごときの国に勝てないなんて!
俺がいればシムシなんて一発コロリなんだがな!」
やっべー後に引けねえ なんか口からどんどん沸いて出てくるんだけど。
あ なんか回りの方たちがにじり寄ってきた気がする。
ホラー映画より恐怖。
女は女で、目を細めてちょっと首を動かして周りを見渡していた。
「ちょっとお前、こっちにこい。」
「は?」
褐色女に引っ張られていく俺
ネーム:確認 ヘロ
ヘロインの略かな……
名前はスンラと言うらしい。スキンヘッドゴリラの略だ。これは確信をもって間違いないといえる。
スンラには色々教えてもらった。
『スキル:確認』や『ネーム:確認』などなど。
(あれ?じゃあなんでこいつ最初俺の名前聞いたんだ?と思ったが奴にとってはそれが礼儀らしい。)
試しにスキル:確認 をやってみた。【体術:C】だけだった。
なんか魔法使いっぽくないな……
「さっさとカイドに行きたいんですけどどうしたらいいでしょうかね?」
「そうだな、ルートは二つある。お前が今きた道をまた辿るのと
東へ向かって 東はEだぞ。 シムシを経由するルートだな。
ただ後者はアルル大渓谷が傍にある。やめといたほうがいいな。」
「なんかあるんですか?」
「シムシとの国境だからな。血の気の多い奴らだらけなのさ。
ちょくちょく小競り合いも起きている。お前のような初心者が行ったら死ぬだけだ。
ま、距離的にも来た道を戻ったほうが早い。
今度は迷わないようちゃんとプロの街とビギナの街を経由していくんだな。」
「ははは(うるせーこのスンラが!)」
「ここビストからもプロ行きの馬車がでてるからそれに乗っていけ。
一時的なパーティを組んでみるのもいいだろう。
そうだ 餞別だ、これをやろう。」
あんぱんだった。
なんだてめーアンパンマンのつもりか?
僕の顔を食べなよってか?スキンヘッドだからってなめてんじゃねえぞこのハゲ!
「ありがとうございます。じゃ、もういきますね。」
一応お礼は言っておく。スキンヘッドゴリラにはおせっかいとはいえ世話になってしまったしな。
成り行きとはいえせっかく集落にいるんだから、プロに出発する前に色々仕入れておくべきだと思うので
市場らしきところへ向かった。
やっとむさくるしいテントから出ることが出来たことだし気晴らしも必要だろう。
スンラ臭が身体に染み付いてねえよな……あ、あんぱんおいしい。
「いてっ!おいちょっと!」
市場にたどり着く前にハプニングが起きた。
あんぱんに集中しすぎて前をよく見て無かったせいかどうやら人にぶつかってしまったようだ。
やばい怖いな、この集落の褐色裸人達めっちゃマッチョで怖いんだよ。
と思っていたのだが顔を上げてみると予想外に美形だった。というか……
「あんたどこ見て歩いてんだ!それに人にぶつかっておいて一言も謝らないのか!」
ラッキー!女じゃん!これならいちゃもんつけられても怖くない!
髪を後ろで縛っている。肌はやっぱり褐色。うん 結構好みのタイプだ。
なんか腕とか足とかすっげえ筋肉ついてるようにみえるけど気のせいだよな。
「おい!!なんとか言え!」
それにしてもこの女むかつく。
「チッ、肉体だけの衆の野蛮人がうるせーな」
あ やべ 口にだしっちゃった。
周りの褐色コゲパンどもの目が光った気がする。 あれ マジ怖い……
女は明らかに気分を害したようだ。
「なんだと!?」
「はっ、あれだろお前ら?アルル峡谷でシムシと小競り合い起こしてるんだって?
情けねえなあ!機械ごときの国に勝てないなんて!
俺がいればシムシなんて一発コロリなんだがな!」
やっべー後に引けねえ なんか口からどんどん沸いて出てくるんだけど。
あ なんか回りの方たちがにじり寄ってきた気がする。
ホラー映画より恐怖。
女は女で、目を細めてちょっと首を動かして周りを見渡していた。
「ちょっとお前、こっちにこい。」
「は?」
褐色女に引っ張られていく俺
ネーム:確認 ヘロ
ヘロインの略かな……
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